シャローム!
昨年11月から草間彌生がイスラエルでの初めての展覧会を開催しました。年末からチケット購入を試みていましたが11月の時点で2月ごろまでのチケットがほぼ完売状態でした!
感謝なことにチケットを手配していただけたのでイスラエルの大先輩である日本人の友人ご夫婦と一緒に展覧会へ行くことに!
この日はシャバット後の土曜日の夕方でしたが美術館周辺で子どもが遊んでいたり、美術館へ行き来する人たちで人通りは多かったです。


もうすぐで廃止されるコロナのグリーンパスと、入場チケットをスマホで提示して入ります。

幻聴幻覚に苦しんでいた幼少期からの作品から始まります。写真には納められなかったのですが、一番最初の部屋に展示された当時10歳の彼女が鉛筆で描いた自画像が印象的でした。彼女自身や紙一面の斑点が当時の彼女が見ていた幻視をそのまま描き表されていました。
ゾッとするような黒や赤がべったり混じった油絵や棘のある絵が多くて、カラフルな水玉模様が印象に強かった私は視覚化された当時の彼女の幻視を見せられたような気がしました。彼女本人にとっては壮絶なものだったんだろうな…
細かい水玉模様や鱗のようなアートや無限の網は、彼女の精神を安定させるための療法だったのかな。それが世界中でアート作品として評価されているんですね。3メートル四方以上ありそうな大きなキャンバスに1cmほどの斑点の作品は観てるだけで気が遠くなります。


60年代NYでの個展やハプニングなどの当時の映像がスクリーンに映されていました。ピンク色のおかっぱ頭のイメージとは全然違った、当時の若い黒髪ロングの彼女のインタビュー映像もありました。
当時新しいアートが発展していた60年代だからこそ、彼女の作品は海外で受け入れられて成功したのかな〜

そして展覧会に来た多くの人がSNSに投稿するフォトスポットにもちろん私たちも行ってみました。一箇所はスタッフの方と目が合うとすぐに子連れと言うことで優先して入れてくれましたがそれ以外は15分ほど並びました。


ここまで読むとすごく穏やかで平和な美術鑑賞に感じるかと思いますが、そんなことは全くありません!!!!(笑)
1歳7ヶ月の息子は歩きたくて作品に触りたくてじっとしてられなくて本当に大変。なんでベビーカー持っていかなかったんだーと後悔。抱っこしていくよと言ったHeiwaもヘトヘトになりながら息子を追いかけ抱っこして落ち着かせるのも一苦労でした。体重12キロ身長85センチの暴れ馬を私は制する事ができずHeiwa頼みになりました…ごめんよぉ。

私たち以外にも子連れが多い印象でした。日本の美術館とは違って話し声や子どものはしゃぎ声も聞こえてくる賑やかな雰囲気でした。流石イスラエル。ただいつもと少し違って貴重な美術作品には触れないように親御さんたちも常に緊張感を持っているようでした(笑)。

息子を宥めながら一緒にまわってくれた友人ご夫婦に本当に感謝です!!やっぱりベビーカーで行けばよかった(まだ言うとる)。
美術館を出た後にお気に入りのタイ料理屋さんThaiHouseRestaurantへ夕食をしに行きました。海鮮たっぷりのトムヤムクンをシェアしてそれぞれパッタイやガパオライスなどをオーダー。友人ご夫婦も気に入ってくださってよかったです!美味しいタイ料理で締めくくった休日でした♪

最後まで読んでくださってありがとうございました♫
Nozomi