シャローム!
去年の6月にこちらの動画がYouTubeのおすすめに出てきました。
こちらのショッピングセンターはテルアビブの中心にあるDizengoff Centerです。
何度も行ったことがあるショッピングセンターでしたが、屋上にハイテク農場があるとは知りませんでした。
今回の記事では実際にこの農場に行った時の体験をシェアします。
一般向けの1時間程のプログラムに参加しました。
まずは、蜂の巣を見ました。
街中で生きづらい蜂を育て、テルアビブ市内の緑や花の受粉を促進することができるようです。
次はビジター用の小さなグリーンハウスに行きました。
最初にこちらのアクアポニックス(水産養殖)を見ました。
右にある水槽の中の鯉の糞がお水と一緒にパイプを通って左の植物の肥料になるようです。
そのお水が今度は左にある植物から右の水槽に戻って循環すると言う仕組みです。
この栽培方法の特徴は間にあるフィルターによってお水が浄化されるため、人間が魚に餌をするだけで植物が育つことだそうです。
次はこちらのハイドロポニックス(水耕栽培)を見ました。
レタス、トマト、きゅうり、唐辛子など様々な野菜が育てられていました。
土なしで野菜が育つこと、狭い場所でも栽培できることが特徴ですね。
この野菜はショッピングセンター内のレスタランで使用されることもあるようです。
こちらも水耕栽培です。
水耕栽培で育った小さなパプリカです。
友人と半分ずつ食べました。とても新鮮で美味しかったです。
こちらは収穫後に残った有機物をガスに変える装置です。
実際にガスを使うところは見れませんでしたが、このようなコンロに繋げて、お湯を沸かすことができるそうです。
こちらのマットは日光による蒸発を防ぐための特許取得済みのマットです。
イスラエルは日差しが強く、暑い日が続くので屋根では必要ですね。
ガイドさんの話によると
多くの人々にこのような栽培技術を知ってもらうためにこの農場施設が作られたそうです。
このプログラムの他に、小・中・高生に農業のことを教えるプログラムや実際に水耕栽培を体験し、育て方を学ぶプログラム等があるようです。
イスラエルは国土の約60%が砂漠にもかかわらず、自給率は90%以上です。
ちなみに日本は自給率37%です。(2018年農林水産省発表)
様々な技術を駆使して、高い自給率を保ち、過酷な環境に立ち向かう姿は毎回感心させられます。
Heiwa